応用情報技術者試験(AP) 平成23年秋期試験 問76

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応用情報技術者試験(AP) 平成23年秋期試験 問76

運転資金に影響を及ぼす記述のうち、資金繰りに良い効果を与えるものはどれか。

ア 受取手形の残高が5百万円から8百万円に増加した。
イ 売掛金の残高が5百万円から3百万円に減少した。
ウ 買掛金の残高が5百万円から3百万円に減少した。
エ 棚卸資産の残高が5百万円から8百万円に増加した。







答え イ


【解説】
企業におけるお金の出入りは非常に複雑で、支払と代金の回収のタイミングが合わないと商品は売れているのに倒産といった事態が生じる可能性もあります。こうした事態を生じさせず、業務を円滑に行うためにお金の出入りを管理するのが資金繰りです。

資金繰りにおいては、何時でも支払に充てることのできる資産である「現金・預金」や「換金可能な有価証券」等の運転資金を企業内に十分に確保しておくことが重要であるため、この問題では取引によって生じる運転資金の変化を見極めることが必要となります。

ア 受取手形の増加は、運転資金の減少を意味し、資金繰りは悪化します。
イ 売掛金の減少は、運転資金の増加を意味し、資金繰りは良化します。
ウ 買掛金の減少は、運転資金の減少を意味し、資金繰りは悪化します。
エ 棚卸資産の増加は、運転資金の減少を意味し、資金繰りは悪化します。






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