応用情報技術者試験(AP) 平成23年秋期試験 問69

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応用情報技術者試験(AP) 平成23年秋期試験 問69

情報システム投資の効果をモニタリングする指標のうち、バランススコアカードの内部ビジネスプロセスの視点に該当する指標はどれか。

ア 売上高、営業利益率など損益計算書や貸借対照表上の成果に関する指標
イ 顧客満足度の調査結果や顧客定着率など顧客の囲い込み効果に関する指標
ウ 人材のビジネススキル、ITリテラシなど組織能力に関する指標
エ 不良率、納期遵守率など業務処理の信頼性やサービス品質に関する指標







答え エ


【解説】
バランススコアカード(BSC:Balanced Score Card)は、
企業のビジョンと戦略を実現するために、「財務」「顧客」「内部ビジネスプロセス」「学習と成果」という4つの視点から業績を評価・分析する手法です。

バランススコアカードのプロセスである各視点については以下の通りです。

財務の視点
株主や従業員などの利害関係者の期待にこたえるため、企業業績として財務的に成功するためにどのように行動すべきかの指標を設定する。

顧客の視点
企業のビジョンを達成するために、顧客に対してどのように行動すべきかの指標を設定する。

内部ビジネスプロセスの視点
財務的目標の達成や顧客満足度を向上させるために、優れた業務プロセスを構築するための指標を設定する。

学習と成長の視点
企業のビジョンを達成するために組織や個人として、どのように変化(改善)し能力向上を図るかの指標を設定する。
バランススコアカードの4つのプロセスを選択肢の説明に当てはめると次のようになります。

ア バランススコアカードの“財務”の視点の指標です。
イ バランススコアカードの“顧客”の視点の指標です。
ウ バランススコアカードの“学習と成長”の視点の指標です。
エ バランススコアカードの“内部ビジネスプロセス”の視点の指標です。





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