応用情報技術者試験(AP) 平成23年秋期試験 問21
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応用情報技術者試験(AP) 平成23年秋期試験 問21
デマンドページング方式による仮想記憶の説明として、適切なものはどれか。
ア あるページのアクセス時に、連続する後続のページも主記憶に読み込む。
イ プログラムで次に必要な手続を指定して、当該ページを主記憶に読み込む。
ウ プログラムと同時に、処理対象のデータ部分も主記憶に読み込む。
エ ページフォールトが発生したときに、当該ページを主記憶に読み込む。
答え エ
【解説】
ページングは、プログラムやデータを分割して記憶領域を管理し、コンピュータの仮想記憶を実現するための方式です。ページングでは、仮想記憶(補助記憶装置)と実記憶(主記憶)間のデータの受け渡しをページという固定長の単位で行いますが、このページのやり取りは「ページフォールトが発生したときに主記憶のどのページを置換えるか」および「どのページをどのタイミングで主記憶に読み込むか」という二つのアルゴリズムに基づいて管理が行われます。
前者の置換え対象を決定する方法としては、LRU(Least Recently Used)やFIFO(First In First Out)があり、後者の読込み対象と読込むタイミングを決定するアルゴリズムとしては、この問題で問われているデマンドページング方式やプリページング方式があります。
デマンドページング
デマンド(demand)とは要求を意味する英語で、その名の通りアクセス要求があった時に要求があったページのみを主記憶に割り当てる方式。
メモリ使用量の節約,プログラム開始時の主記憶へのロードによる遅延がない,ページの読込みが最小限で済むなどの利点があり、実際のOSでは基本的にこの方式が用いられている。
プリページング
ページにアクセス要求がある前に、前もって参照されそうなページを主記憶に読み込んでおく方式。
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